みなさんはバンクシーを御存知ですか?
イギリスを拠点として活動する覆面画家で、世界中のあらゆる場所に神出鬼没に出現し、社会的問題を風刺する作品で知られています。
正体は以前明らかにされておらず、グループではないかとの憶測もあります。
今回はそんなバンクシーの国内での出現場所や、代表作についてまとめていきます!
バンクシーって何者?
さて、先ほども触れた通りバンクシーの正体については今だベールに隠されていますが、全く分かっていないというわけではありません。
現在は複数で活動しているとの見方が強く、ある人物達が推測として挙げられています。
これは2018年の最も有力な情報で、バンクシーの1人は
「ロビン・カニンガム」34歳
もう1人はイギリスの音楽バンドマッシブアタックの
「ロバート・デル・ナジャ」53歳
ではないかとの情報です。
情報元は、ロビン・カニンガム氏をよく知る複数の人たちが暴露したそうで、また、素顔を撮影したという動画や写真も証拠とされています。
バンクシーの正体については、今後も様々な情報が出てきそうですね!
バンクシーの作品は日本でも見れる?
バンクシーの作品は海外でしか見ることができないのでしょうか?
これに関しては、見ることが出来ます。とは断言できません。
国内において複数の場所でバンクシーの作品では?とされているものがあります。
ですが、前述している通りバンクシーは正体を伏せているので、本人のものであるという確認ができないのです。
バンクシー作品と噂の港区のネズミの絵
前述した通り、港区で発見されたバンクシーのものとされるネズミの絵は、2003年頃に描かれたようです。
真偽は今のところ分かっていませんが、バンクシーは活動初期からねずみの絵を多く描いています。
そして、何がアートで何がアートじゃないかは鑑賞者が決める。とバンクシーは考えているため、これから先で本人が認めるという可能性は低いでしょう。
いずれにせよ、この港区で発見されたねずみの絵、公開初日は約2000人の人達が訪れたそうです。一見の価値ありです!
バンクシーの国内出現場所
ここからは国内においてバンクシーが残したと言われている作品を何点かご紹介していきます。
東京日の出駅付近 傘をさすネズミ
これは発見後東京都庁にて2週間一般公開されていたもので、小池百合子東京都知事も写真を撮り、Twitterにアップしていました。
あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました! 東京への贈り物かも? カバンを持っているようです。 pic.twitter.com/aPBVAq3GG3
— 小池百合子 (@ecoyuri) January 17, 2019
東京都もバンクシーへ尋ねるなど、確認しているみたいですが、なかなか難しいようです。
千葉県九十九里町・片貝漁港防波堤
これは結論から言うと、偽物の可能性が高いだろうと言われています。
地元のサーファー達からは話題になっていたようですが、描き方などがバンクシーとは微妙に違います。
この他にもバンクシーの作品とされるものは国内各地にありますが、真偽を確かめられないのと、バンクシー作品にはフェイクが多いことから本物と断定することは難しいですね。
バンクシーの展覧会の予定
謎で包まれた覆面画家、バンクシー。
その展示会が日本で開催されることになっています。
日程:2020年8月29日から2020年12月6日
場所:東京・天王洲の寺田倉庫 G1ビル
バンクシーのこれまでの活動をたどっていく展示となっています。
詳細はまだ不明ですので、これからの運営の動きに目を光らせておかないとですね!
バンクシーの代表作
これまでは国内のバンクシーの作品や、出現場所を紹介しました。
ここからは世界で残されているバンクシーの作品を紹介していきます。
少女と風船
これはもう有名すぎる作品ですね!
イギリスの大手オークション会社サザビーズで、額に入った少女と風船が出品されました。
この作品は実に約1億5千万円の値がつき、オークションの終わりを告げる木槌が打たれました。
ですが、本当の衝撃はここからでした。
なんと木槌が打たれて数秒後、少女と風船の絵が細断されていったのです。
額縁にシュレッダーが仕組まれており、会場は悲鳴に包まれました。
サザビーズ側はこの仕組みを聞かされておらず、まさにバンクシーからのサプライズとなりました。
ナパーム
この作品は、南ベトナム軍のナパーム弾から逃げる様子の写真から、切り取られたものです。
マクドナルドとミッキーの間にいる少女が捕らえられているように見え、戦争への盛大な皮肉が込められています。
まとめ
今回は世界で活躍する覆面画家、バンクシーについてまとめていきました。
今回調べていく上で分かったことは、現在も正体が明かされていない彼は、戦争や環境破壊に対する警鐘を鳴らし続けています。
影響力のある彼の絵は、これからもなんらかの形で世界へ問題を訴えかけてくれるでしょう。
これからのバンクシーの活躍から目が離せません!
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